映像編集者のしばいぬ店長です。
イラストアニメーションを使用した「Payme」の広告動画がたいへん有名で評価が高いことをご存知でしょうか?
その映像がコチラ↓
エフェクトごりごりに使ったりはせず、シンプルながら非常に気持の良いテンポとアニメーションで見ていて飽きない、というかついつい最後まで見入ってしまう映像ですよね。
この「Payme」の広告動画としての魅力をさぐりつつ、AfterEffectsでシェイプアニメーションの表現をトレースしてみました!
YouTubeに解説動画をアップしたよ!
そしてAfterEffectsで作ったシェイプの表現を保存してPremiereProでも使えるようにする工程までお伝えしています。
Premiereではできないシェイプ表現なので是非利用して特別感のある映像を作ってみてください!
一部の表現を抜粋してマネしてそれをチュートリアル風の動画に仕立ててみたのですが・・
まぁ、初学者向けに細かく説明していったこともあり少しの表現を説明するだけで45分の動画となってしまいました笑
コチラがその動画となります↓
ブログ用にもこの内容を書き起こしていこうかと思ったのですが、ちょっと何万文字になるかわからないので、今回は動画解説の補足的にお伝えしていきます。
広告動画「Payme」のクオリティを欲する声
私は映像編集のお仕事をする上で、クラウドワークスやココナラなどのクラウドソーシングサイトにてどんな編集のお仕事情報が出ているかチェックすることがあります。
YouTube編集に比べるとかなり少ないのですが、AfterEffectsを使ったイラストアニメーションのお仕事もちらほらと見かけます。
その募集要項の中にたいがい「参考動画」としてこのレベルの動画を作れる方を募集という一種のハードルが掲げられているわけです。
そこにですね、かなり見かけるんですよ。
この「Payme」の広告動画を!!
(怒ってないですよ。)
「Payme」本家のレベルで映像を作れる人、とまでは言わないにしてもアニメーションの感じやキャラクターの動きなどは「Payme」 のテイストで作ってください。
というものですね。
以前は
「またか!?」
「そんなに好きなんか!?」
「そんなにええのんか!?」
とモニターの前で独り声をあげるほどに「Payme」だらけでした。
それくらいこの動画はアニメーションとして優れているだけでなく、クライアントが伝えてほしいサービスの特徴や内容もしっかりと視聴者に届けられているということでしょう。
ただただアニメーションがすごい!ってだけではクライアントからここまで求められないと思いますので。
広告動画の役割
広告動画は「広告」というぐらいですので、目的として視聴者の方に
- 会社をもっと認知してもらいたい
- 商品やサービスの良さをアピールしたい
- 良さを知ってもらった上で購入してもらいたい(その後満足してもらいたい)
という想いのもと作られています。
そのための手段の一つとして動画という媒体を使います。
映像制作をする側としてはカッコイイ・イケてる映像を作りたい、という己の願望が前面に出てしまいそうになりますが、大事なことは依頼主がどんな想いで商品・サービスを作って、それによりお客さんにどうなってほしいと思っているかを考えて制作することですよね。
依頼主、顧客ともにハッピーになる手助けを動画でできるといいですね。
技術を学んで伝える表現を増やそう
動画で依頼主の想いを届ける、というお話をしましたが、じゃあそのために今回わたしが作ったようなシェイプアニメーションの表現を覚えることがそれに直結するかと言えば・・・あまり直結はしないです。
ではなぜ細かい表現やスキルを覚えていくのか。
商品やサービスを作る側ではないわたしたちは動画の中でできること、表現方法や細かい技法を覚えておいて適宜それを使って視聴者を動画で惹き付ける必要があるからです。
惹き付けるためには映像表現や技法がないと商品・サービスにマッチした演出がつけられなかったりしますので、引き出しを増やすという意味合いでもスキル磨きは必要といえるでしょう。
「Payme」の広告動画のクオリティにこれだけ需要があるということは、依頼主が求めることを十分に満たす動画だという証ですよね。
ではなぜこの動画が見る人を惹き付けるのか、を分析しながらイラストの動き方やシェイプの表現を深堀りして見ていくと1つ2つと理由が見えてくるのではないかと思います。
「人気がある」「需要がある」ものには必ず理由があります。
その正体をつきとめて自分の糧にしましょう!
その一環として「Payme」のシェイプ&テキストアニメーションを研究してそれをYouTubeで取り上げてみました!
(ものすごく一部ですが)
見ていて気持ちのいいアニメーションを作れるようにするための一つの材料としてコチラの動画を見ていただけたら幸いです。
そしていろんな動画を研究しトレースしてみてください。
見える世界と表現の幅が広がることでしょう!
それではまたっ!